【NPO愛知ネット】…防災・災害救援・社会教育・まちづくり・市民団体サポートを キーワードにして、災害時の確実な情報伝達を目的とするNPO法人。東日本大震災以降、いち早く岩手県沿岸部で継続的・総合的な支援を行う。その功績をたたえて2012年6月、岩手県より東日本大震災支援活動に対する感謝状を贈呈。
岩手には、学ぶことがたくさんある。決して忘れてはいけない。。
「のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・」ということわざがあるように、日本人は冷めやすい傾向があるようです。募金したから、もう良いでしょうとか、勤めている会社が支援したから自分はいいやとか・・・。震災から一年以上経つと、テレビで取り上げることも少なくなる。特に西日本は距離感があるせいで、支援しようという気持ちが持続しにくいと思うんです。しかし、今の東北・岩手からは、実に多くのことを学ぶことができる。決して忘れてはならないんです。忘れてしまったら、その代償として自分たちの子孫に大きな負の遺産を残してしまう。これだけ大きな災害があって、全国、世界中の人々があれだけ心配して、悲しんで、そこから学ぶことがたくさんあるにも関わらず忘れてしまう。地震の確率が高い日本に住んでいるのだから、ここで学んだことを忘れずに(いつか来る災害に)備えていくこと。それを強く訴えていきたいです。僕たちのような団体が、岩手県に常駐しながら継続的に情報発信したり、被災地で大変な経験をされた皆さんを愛知にお呼びしてお話をしていただいたり、そんな地域間連携を続けていきたいと思います。「他人事じゃなくて、自分事にしようよ!」と、叫び続けていきます。

いわてへのエール 第1回 | NPO愛知ネット 代表 天野武行さん