【NPO愛知ネット】…防災・災害救援・社会教育・まちづくり・市民団体サポートを キーワードにして、災害時の確実な情報伝達を目的とするNPO法人。東日本大震災以降、いち早く岩手県沿岸部で継続的・総合的な支援を行う。その功績をたたえて2012年6月、岩手県より東日本大震災支援活動に対する感謝状を贈呈。
地元のNPOを集めて、
「気仙復興連絡会」を設立。 
これまでNPO愛知ネットでは、情報通信の復旧や炊き出しをはじめ、様々な支援をさせていただいておりますが、最終的には地元の住民の皆さんが自発的に動くことが(復興には)大切だと思っています。そこで大船渡市長に地元のNPOの方々を紹介していただき、「気仙市民復興連絡会」を組織化しました。それぞれのNPOの皆さんが日頃行っている活動を連携して行っていきましょうと・・・。それが4月1日のことです。

僕たちは愛知県で「市民活動センター」という組織を運営しています。豊橋市、岡崎市、碧南市、刈谷市など、沿岸部のほとんどの地域で運営しています。その活動は、日頃は地元のNPO団体のお世話をしながら、行政の施策の補完的なことを行っているのですが、ひとたび災害が起きると、外から支援で入ってきた人と、支援を必要としている人とのマッチングを行う。いわばコーディネーター的な役割を担います。大船渡では、その『システム』を導入させていただいたということになります。また、愛知県の企業や個人でも「何かしたい」「支援したい」と考えているところが多いんです。そうした方々と現地の橋渡しをしていくのも、僕たちの役割ですね。愛知ネットは、基本、災害救援を活動目的にしていますが、今回のような被災地の活動で学んだことを、地元愛知で活かしていくことが、僕たちを支えてくれている人たちへの恩返しだと考えています。今回の岩手県への支援で学んだことを、愛知県で活かしていかなくてはならないと思います。
いわてへのエール 第1回 | NPO愛知ネット 代表 天野武行さん